久しぶりのテゴマスでした。
いつぶりかというと、まほうオーラスぶり。
自分の子どもの大学受験期とだだかぶってしまいツアーにワクワクする心理的余裕がまるでなく、めずらしくもライブ参加前10日間ほど音源もきいてなく(発売からずっとヘビロテはしてたんですけどね)実感のないままの松本入りでした。
ライブがはじまると、どうしてもどこかで「まほう」と比べて見ている自分が居ました。まほうって迷いをそのまま出した構成だったよね。私はそれが愛おしかったし、傷も悩みもそのまま晒して、自分達をまな板に載せて自分達を試すような、そんなまほうツアーが好きでした。
ライブのパッケージとしてはその前の「あい」のクオリティが素晴らしくて、あの幸せな空間はなかなか他のライブでも経験できないんじゃないかなって思ったし、今も思ってます。
以下、ネタバレ含みます。
ステージが透ける薄い緞帳のスクリーンに、ヒカリPVの台詞でのOP。最後その緞帳スクリーンに、メッセージ。ヒカリではじまりヒカリで終わる。この、ダブルアンコールは許さない構成(笑)、はっきり終わりがある演出は「あい」を彷彿とさせたなァ。
お客さんは粘り強くダブルアンコールを望んでいたけど、多分出てこないだろうなぁ、って思ってたし、出てこなかった(ほんで、即出だろうなとも思ってた)。
ストイックなライブだったかもしれない。テゴマスはあったかいんだけどね。
私は翌日家に帰ってライブのことをメモしていてやっと気がついたんだけど、乗り物って出てこなかったね。ワタシがアホウだから気がつかないんだろうけど、そういうものが入り込まない空間であった。どこかに入る隙があっただろうか?ナイよね。
そのかわりアンコールで月の友達のぬいぐるみ抱いてきたのだろうけども。これ可愛かったですね。ますだくん手でぬいぐるみの腕を折り曲げて、手をはなす、と、ぬいぐるみの腕がのびる…と、まるでツッコミしたかのように…^^ お気に入りで何度もやってたネ。
演出は基本的にステージ奥の壁全面スクリーンの映像と、ライト。
ほぼそれだけ。
目をひいたのはヴォーカルモニタースピーカー。今まであんなにがっつり置いてありましたか?テゴ用マス用に2つずつ置いて、舞台キワの中央に1つ置いて。
基本的にモニタースピーカーの前で歌ってた。イヤモニしてないのかと思った。してないと思った。してたのかな。右耳だけ。左耳はしてなかった…と思う(←だんだん自信がなくなる)。
「あい」で長野に行った時に見たステージ後方に申し訳程度だったスクリーンを思い出しました。あの時は、ここにお金かけられないのかぁって思ったんだよね。スクリーンって素晴らしく効果的なのにやれないのかぁって。もしかして映像センスも問われるから難しいのかな?とかさ。
今回は背景の大きいスクリーン一面に音楽にあわせて趣向こらした映像による演出。いやあお洒落でした。予算がここに、と思った(しらんけど)。
今までで一番洗練された空間でした。
ワタシはこの、お手軽?かつ効果的なスクリーンを使う演出をやってほしかったので、これだよ!って思いました。あとね、ワタシはNEWSとテゴマスしかジャニーズのライブは知らないけど、これただのアーティストのライブじゃろと思いましたヨ。
ああそういえば落下物なかったですね、あれ集める人がウザいからでしょうか(おい)。
ほんとは、Coldplayのライブみたいに大量の紙吹雪がどっさり落ちるとキレイなんだろうなって思いましたが、それは単に私がColdplayのあの演出が好きなだけか。(どの演出かと思う人は http://www.bbc.co.uk/music/festivals/glastonbury/2011/artists/coldplay/#p00j280b これの下の方のフォトギャラリーとか。チョウチョの紙吹雪大量に降るよ。って話脱線しとるがな。)
いっこだけ苦言を申すとすれば、ワタシの席(2階後方、少し増田君寄り)での音はヴォーカルのマイクが小さめだったかな。バンドの音が大きかったというか。ヴォーカルをもう少しだけ強くしてほしかった。彼らの声量がっていうんじゃくて音響ね。時々耳に手をあてて集音して聴くと丁度いいかんじでした。
で。まほうとどこを比べたのかといいますと迷いからの吹っ切りです。なんというかなあ、目的が非常にはっきりしている。
モラトリアムが終わったんだ。
NEWSが存続しているからこそのこのテゴマスの青春。それはアルバムを聴いた時にも感じたけどもNEWSという完全にアイドルする場を確保しているからこその音楽の空間。あるいはNEWSと差別化するため音楽的な立ち位置を明示する。歌を本気でやるという意思表示。それを確かに感じさせるヴォーカルテクニックの向上。
そういうライブでした。そう思いました。最高でした。大人でした。
「うた」の時、若い兄さんたちが歌う場もろくに与えられてないのによくまぁここまでやるな、って思ったんだ。そいうのも思い出しながら見てたわ。ホールだったからかなァ。2人は2人で居る事のイロイロなことを乗り越えて、ここまできたんだな。
特に書いておきたいこと。
青いベンチ
マイクなし生歌。知野さんのギターと千葉さんの鍵盤ハーモニカと2人の生の声だけ。あんまりそういう演出に沸く方ではないワタシなのですが流石ホール、非常にキレイでした。耳に残る声でした。
きれいごと
ステージいっぱいのキャンドル演出、すばらしい歌。 もともとこの曲にヤラれてたのでだいぶヤバかったオレ。
innocence
歌い出しのちょいハスキーでうなるヴォーカル出だしやばああああああああ。あまりヤバいので息飲んだ客席が一瞬後にヒャァアァァってなったよね… わたしは膝から崩れそうになりますた…こわいまっすーこわい…からの…
途中バンドそれぞれのソロで映像によるメンバー紹介、テゴマスは着替えにハケる
そしてステージに戻ってくる。わたしはますだくんの衣装に夢中で、おそらく後ろスクリーンにVOCAL TAKAHISA MASUDA ってあったであろうところを まるっきり1度も見ていません。
それに、だって、まっすー激烈かっこいーラップぶっこんできたんだもん!><
なんだあれ。なんだあれ。なんだあれ!!!!(泣きながら退場)
猫中毒
ヤラれてクラクラしてたら耳つけてねこちゅーorz ちくしょー腹立つorz
ねこちゅー、ライブの方がテンポアップしてスカ感が強くてすごくよかった。
あんな歌詞であんなダンスで猫耳つけてるけどまぁぁ歌うまいことよ。
他にももちろんイッパイあるんですけどね。
言葉の表現、音符への言葉の乗せ方がライブの方がずっとずっと良くて、うっとりしました。歌い慣れたんだなぁ、歌っていて良いバランスを見つけてるんだなぁって感じました。
そう。2人すげえ歌上手いな!って何度も何度も思いました^^1stからついてるバンドメンバーさんは感慨深いだろうなぁ。
あとね。
ますだくんが、終始ほんとうに楽しそうで気持ち良さそうに歌って喋って笑っていました。
そんなとこ。
チケット譲っていただきありがとうございました。大切な1日になりました。