外部記憶装置

増田貴久くんについていろいろ考えたり思ったり忘れたくなかったりすることを書いておくとこです。

ハウ・トゥー・サクシード 10月9日 大千秋楽

千穐楽」でも「千秋楽」でもいいそうです(調べた)。

 1ヶ月前の話を今更するのもどうなのか、ですが。もともと2週間以降じゃないと書く気がしなかったんですけど、確か3週間目のときに途中まで書いて、保存したと思ったらされてなくてね…。

1ヶ月経った今でも記憶していること、を書いておきます(っつーて、ほぼツイートしたことから再構築したともいう)。

大千秋楽に入らせていただくなんてはじめてのこと。追加席抽選に当たりました。東京から行っていいのかどうかとても悩んで、もし当たったら行っていいってことだ…と自分に都合のよい解釈をしてサイコロ振る、いやおみくじ引くような気持ちでで申し込んだのです。

 

激しい雨の大阪。 

大阪の会場は確かオーブより客席数は多いハズですがアットホームな印象で、舞台が近く、かつ低くてびっくりしました。まるで印象が違う。

東京やりきって入った大阪公演は最初からそういう雰囲気なのか最後の公演だからかはわからないけれど、カンパニー全体になんだかウキウキしたような喜びと余裕、遊びがあって、特にバドとローズマリー、東京ではまだよそ行きの仮面かぶってたのかな?ぐらい面白くなってました。1幕最後のフィンチとローズマリー…とバドの場面。バドが2人の様子を見ているその表情が手前の2人の間から見えて気になってしょうがなかった。バドは甘えっ子でバカなんだけど歌もダンスも姿もシュッとしてて、そのズレが面白かったしよかったなぁ。あとローズマリーのお遊びアドリブにフィンチはちっとも答えないんだなぁ…笑

ミスジョーンズ推しのワタシですが。彼女は相変わらず素敵で、見ると背筋が伸びますねえ!

パーティのシーン。フィンチは後方下手で控え目に立ってるとこ。東京では音楽にあわせ軽くステップ踏んでたとこが(それがまたカッコ良い)、この日は足のステップだけじゃなく腕も大きく振ってキャッキャ溌剌とダンスしてました。かわいい。楽しそう。

Only youの時、ピンチを救う存在だと言われ本当は歌を聞いてもらいたかったと言わせるこの舞台は増田くん本人に向けたものではないのかと思ったものですが、ハウトゥのI Believe In Youもまた、増田くんの歌ではないかと思いながら見てました。もし1曲リクエストして見せてもらえることがあればBelieve In Youをあげます。鏡を見て自分を確認し鼓舞する。そういうこと、増田くんは実際ありますか? 私たちは君が鋭い冷静にジャッジする目で鏡の中の自分を見ることを知っているけれど。

宝探しテレビ番組シーン、モニター見てるフィンチ、露出多いおねえさんたち出てくると「わぁ!」なポーズとってミスジョーンズに窘められてる。ミスジョーンズとしばらく話ししてるように見えました。いいなぁミスジョーンズと話ししたい(そっち)。

最後のBrotherhood of Manはどうしてもぐっときてしまい。指先のさらに先まで届けというようにピンと伸ばしたダンスに勢いと丁寧さがあって、これぞ増田貴久のダンス。音楽を体に入れて楽しそうに溌剌と弾けるように。そんな姿を見てると嬉しくて。その場に立ってすばらしいパフォーマンスしてる彼の幸福と、それを見られた私の幸福と、この公演が最後まで出来たという幸福、そもそもその素晴らしいダンスへの感動。

終演。幕が降りてきてキャストが隠れてしまうその寸前、フィンチがいっそう、にーっと笑顔をつくっているのが見えました。これが増田くんが演じるフィンチの最後の最後の表情。

最初のカーテンコールでフィンチまっすーが舞台中央に現れるとき。わたしが東京で見たときは半身後ろに向いてこちら振り返る、自信まんまんで見るもの圧倒させるようなカッコ良さでしたが、この日は正面見て、喜びともしかしたら安堵がお顔に出てた。ふわっと柔らかくキラキラ輝いてました。

あれだけ早口のセリフを言ったりキレキレでダンスしたり素敵な歌声をひびかせていた座長はいつものまっすーに戻っていて、挨拶で言葉が詰まって助けを求めるように隣のバド松下さんを見ているの。ああ仲がいいんだなぁきっと助けてもらったりしてたんだろうなーと思いました。ゆうやって呼んでてね。一言も喋らずにこにこと座長を見る松下さんと、感極まったりでちょっとふわふわしてる座長がほんわかしてる一方、笹本さんはハキハキとしっかり挨拶をされいて、すごいなーしっかりしてるわぁ場数が違うのか?と思って見ていたらお名前言い間違って(笑)すかさず突っ込む座長。よかったね少し感情をニュートラルにもってこれてね(笑)。そうじゃないと言葉つまりまくってたっしょ?なんて(笑)。

幸せな空間でした。

渋谷駅に巨大なポスターが登場した時の驚きと誇らしさと不安、不安、不安。

きっと想像しきれない彼の重圧。それでも、不安をかかえながら、楽しいと言っていたあの素晴らしい男の仕事っぷり。

才能、努力、センス、優しさと気遣い、これだけ持っていたら絶対に確かな未来がある。またひとつ、扉を開いた、世界が広がった、増田貴久さんでございました。

 

おめでとう。ありがとう。