外部記憶装置

増田貴久くんについていろいろ考えたり思ったり忘れたくなかったりすることを書いておくとこです。

ストレンジ・フルーツ 解釈

お話について、勝手な解釈メモ

これから見る人は読んじゃダメだってば。

久良間は自分が楽になりたくて千葉を利用している。
全て千葉を壊すために、作品を作るために、呪いを千葉に肩代わりさせるために、仕組まれている。

解っていて、自ら踏み出す千葉。
Chapter1で、まるで悪魔を前にして恐怖に竦んでいるようにこわがる彼が、その後"クロスロード"で悪魔に出会う。

カナは、千葉やハリーほど、これからやろうとしている事について、たいして重くも深くも感じてないように見えた。そんなことはどうでもよかったのかもしれない。

自分を利用して千葉が成功すればよい、そのために自分を使えばいい。

いや。
カナは千葉に自分が刻まれる事を望む。
カナは、けっこう残酷だ。人が撮られたくない場面で無邪気にシャッターを切る。千葉が苦しむのを解っていて、作品を作れと迫る。

その意味において、キャストの中で彼女だけが最初からアーティストだ。

ハリーは悲劇を予見し、1人、呪いを解こうとしていた。その思考回路さえも呪いのうちで、結局は”養分”になってしまう。

劇中何度も何度もカナと、叫ぶように呼ぶ千葉の悲痛な声が耳に残る。

沢山呼ぶんだよね。1位になるように。

「カット」「OK」

カナの頭を包み込むように抱く千葉が痛々しかった。