外部記憶装置

増田貴久くんについていろいろ考えたり思ったり忘れたくなかったりすることを書いておくとこです。

フレンド 振り返って

 増田くんが舞台前に何を言っていたのか、去年の舞台はどうだったか、幕があがってからの「喜さん」と「フレンド」という作品、実際の安原喜弘と中原中也の関係、いろいろなことをぐるぐると考えている間に11月が終ろうとしています。

ストレンジ・フルーツの時にブログ書き始めてアホだなぁ何でこんなに下らない事延々書いてるかなぁ…って自分に呆れていたんですが、なに今年のこのフレンドの記事の数。大丈夫か自分。…題材にのめり込んだというのも大きかったですけどね。この題材への興味はしばらく継続すると思います。まだ読みたいものが沢山あるのだ。

で。ぐるぐる考えてる事の1番は、役者としての増田貴久のこと。

ストレンジ・フルーツの千葉の演技で印象に残っているものの1つが、イライラしている時の手の動き*1。あれは意識した動きなのか無意識だったのか解りませんが。

比べてそういうところが微塵もない喜さん…って当たり前なんだけどさ。

ストレンジ・フルーツchapter1での千葉の優しさと弱さ。喜さんは優しくて強い、ずっと。千葉くんも喜さんも怒鳴る演技があったけれど喜さんのは悲痛な叫びで千葉くんのは相手をねじ伏せようとする罵倒。

…いろいろ考えてたらRESCUE5話も思い出した。豊がロッカールームで自分の気持ちを吐露する長台詞場面。目線外して呟く心情。この人こういう演技出来るんだ、ってね、思ってね、ますますハマったのね、当時。増田くんに堕ちた直後のドラマだったんですけどねこれ。

それと、どの舞台でもいつも感じるのは彼の舞台上でのオーラ。「イタの上で育ったヤツ*2」だからなんでしょうけれど。雨の日の森の中の時の片桐さんもラジオで増田くんのこと、動くと華がある、目線を持っていかせられる、…というような事言ってたんだったような(ラジオで。エレ片)。

で、今回の「喜さん」はオーラを消すことが出来るんだなぁ…。そこに居るのにすっと場に馴染んで自分を消す。いや増田くんがではなく演出がなのかもしれないですけど、それは私には解らないですけど、アイドルの舞台で、そういう劇場でやっているのに、彼も芝居そのものもまったくアイドル用ではなかったねえ…。

あと、なんといってもやっぱり、声が素晴らしく通るのね。声の良さも勿論だけど発声が良い。これはもう流石でした。

 

KちゃんNEWS(2014年11月26日(25日深夜))でフレンドのこと話してくれました。慶ちゃんの話の聞き方が良かったですよね。とても興味持って増田くんの仕事を見ていた感じ。楽しみだったーオレ、男らしいまっすーだった、いい舞台だったよね、考えさせられる舞台だった、というのが慶ちゃんの感想。

 増田くんは…「いやぁ楽しかったよ。ほんとにね、ちょっと…豊かだった。」

豊かだった。このひと時々こういう事いいますよね。「豊か」という表現を使う。私、そういう言葉を使った事、ないなぁ…。豊かな時間を過ごしたんだねえ…。増田くんが豊かな人なんだよなぁ…。

 こや「かっこよかったよなんか、男くさくて」
 ます「…だろ?」
 こや「(笑)なんでそんなスイッチいれたの」
 ます「(笑いながら)だろ?」

ここ良かったですよね。「だろ」ってカッコイイの。自信あるの。

同じ週(2014年11月28日)のMaster Hits

「ちょっと経ってしまいましたけど、舞台「フレンド —今夜此処での一と殷盛り—」無事に全40公演終える事が出来ました。沢山の方にね、見にきていただき、そして沢山の方に支えてもらったので、ほんとに、ありがとうございました。今回はほんとにね、横内さん…作・演出の横内さんにね、すごくお世話になっていろんなことを教えてもらいましたし、一緒にこうやらせてもらったキャストの方達からもすごく支えてもらったし、色々ね、こう教えて貰う事も多くて、なんかすごい今回もね、いい出会いだったなってこう、みなさんと出会えて皆さんとこう一緒にお芝居が出来て、本当に幸せな時間を過ごさせてもらったなぁと、自分的にもすごく成長できた…まぁ稽古も含めて2か月ちょっとぐらいですかね…だったなと、思っております。

本当に今回お客さんも舞台ってものを純粋に楽しみにきてくれたお客さんでね、集中してお芝居をみてくれて本当に嬉しかったなと思っております。本当に、ありがとうございました!」

 いやいやこちらこそ、あらためて、素敵な作品を、揺さぶられる作品を、ありがとうございました。

 

ねえ、次は?

次はどんな人になるんだろう? 楽しみだなぁ。楽しみだなぁ。またやってね、舞台。絶対やってね。ずっとやってね。

*1:http://kapua.hatenablog.com/entry/2013/05/09/225100 「千葉が怒鳴ったり憤ったりしている時イライラするような仕草があって、私はその右手、右腕の落ち着かない微かな動きを見てました。」

*2: 初日 | 横内謙介Diary