外部記憶装置

増田貴久くんについていろいろ考えたり思ったり忘れたくなかったりすることを書いておくとこです。

LIS'N

お題「NEWS「QUARTETTO」レビュー」

QUARTETTOレビューといってもLIS'Nだけですすみません。

「LIS’Nね、聴けよみたいなの、まぁちょっと単語をちょっと捩ってますけどね。」「四重奏?四人で奏でる音楽みたいなのがアルバムのテーマだったんで僕は1人で”オレは自分の声だけで闘ってみせるぜ”みたいなことをテーマにしたんですよ。」「4人のなかの、俺は俺1人でこんな挑戦をしますみたいな」「QUARTETTOってアルバムがあるからこそ俺は1人で…1人の俺はこうですっていうテーマね」「そういうテーマでやらしてもらってますんで」(20160217KちゃんNEWS)

これラジオで聞いた時にヒィィって思いましたけども、実際聴いたらヒィィどころの騒ぎじゃなくクオリティの高さにとりあえず100回聴かないと落ち着かないぞと延々リピートして102回で我に返ったという、おそろしい曲でした。こわいこわい、増田くんこわい。

いきなり声だけではじまり、次に厚みが出て、いつもの彼の、いつもの大好きなEDMではあるんだけども、いつもよりヴォーカルが強めにハッキリ生々しく入っていて、最近流行なんだろなと思うアコースティックな音(ギター)もヴォーカルに対峙して強く入っている。いつもと同じカラーなんだけど、音の完成度と新しさ、強さと麻薬度、踊り出さずにはいられないビート感というか、それなのに倒れそうに優しくて男くさくて強くて、でもふっと去ってしまいそうで、それでいて近くで聴こえる声。

最初の、息を吸う音、「心境(ハート)」のHAにアクセントつけた歌い方、すぐあとのah yeahのノイジーな声、LIS'N close to my MELODYの優しさと透明感、書き出したらきりがない。何色あるんだという多彩な声が入っていて魔法のようです。LIFEの「α」の発音かっこよくてもう!ってなるし。綺麗なファルセット、ピアノの音のような澄んだ高音、ざらざらした声もウェットに語りかける声も。素晴らしい発音やエッジのきいたリズム感、音のアクセントをはっきりつけて音楽的にも揺さぶられるのに声の色気にもやられるという。どーしたらいいの?明らかに技が増えてるし、明らかに上手いし、明らかに、自信満々だよ。俺はこんなに歌えるんだよと。こんな声もあんな声も自在だよと、いいから聴けよ、かっこいいだろ? そんな圧力がある。時折優しく美しく、でも最後には、聴けと強く命令形で。

 

「1人の俺はこうです」だと?

 

それから文字数多い歌詞。歌も音として聴いたてあとから気になった時だけ歌詞を見るというのがいつもの私なのですが、リピート2回目で歌詞カード取りました。音が好きでその上で歌詞をちゃんと把握したくなる曲って、わたしのなかでは一等賞ランクの曲なんですよ?(しらんがな)。

ソロの歌詞は増田くんの意向が強く現れていると思っているからというのもあるんだけどね。彼のメッセージが詰まってる。Ryohei氏にどういう風に伝えて書いてもらってるんだろうねえ?

去年、洞窟から注ぐ光を目指して羽ばたき自由を得た猛禽の鳥は、ますます磨かれ成長し強く自信たっぷりに高い空から私達に、視てろ、って言ってる。

こんなに強く鮮やかな彼のソロを聞きながら、去年コンサート会場で、これから私は彼の落とした羽を手がかりに彼の姿を追っていくんだ、って思ったあの日を思い出してた。

 

以下LIS'Nの歌詞から。

「耳に届け」「触れろ揺さぶれyour SOUL」「I write you in my LYRICS」

「狙いはfor your ears ONLY」「伝えきれない言葉じゃ足りないHere me SING!」

「LとRからAMPLIFIERごしに鳴らせば」「遠くから聞こえるようで I'm with YOU」

「音色と踊る声 adressed to YOU」

「伝えたいのはひとつ」「watch me...  shut up and watch me...」

「目当てはfor your heart ONLY」

 「君へと繋がるFREQUENCIES」

この曲、私たちへのラブソングだよ。

私たちの耳元に届けるっていってんの、右と左に振り分けたアンプ通して、遠くにいるけど耳元で囁く声。目当てはあなたのハートだよ、あなたに届けるよ、繋がるよと。

 

……こいつ…。もう揺さぶられっぱなしだよ!

ほんで黙って見ていろと言われてるんです。あの声で。

「僕はいつもの感じとちょっとこうエレクトリックな感じからもうちょっとこう音楽的というか、生の楽器を感じるかんじにね、ギターの音とかをちょっと生かして。…と、ラップミュージックというね。今回LIS'Nっていう、俺の声をちょっと聴けみたいな、強気な歌をうたってみてます。」(20160309テゴマスのらじお)

「ここまで勝負して、これからも勝負していく俺を"聴いて"」(TVLIFE)

はい。

はい以外の何が言えるのかと。