UNBREAKABLE
1週間ずっとSkye Beautifulのこと、自分がはじめて観た「White」名古屋公演2日目1部そして最後の東京ドームのこと、それからその間の時間のこと、ここまでの彼の道のりを、考えています。
自分のブログ記事の中で「自由」という言葉を探してヒットした以下のエントリー。手前味噌でごめんなさいだけど、ここはわたしが自分の気持ちの整理のために書いているところなので。
増田くん、いままでのファンに合わせて押さえていたというか遠慮してたというか自分が作った自分のパブリックイメージに縛られてた部分が解放されたかんじ。彼を自由にしたいってずっと思ってたけど、それが叶えられたのかなぁ?
作り込むな、計算するな、というのは難しいけど、きっと年齢とともに自由になるんじゃないかと、そうなればいいなと思ってまーす。今ちょっと試行錯誤してるかなって気もするけど、あんまり捕われず、やりたいようにやってほしいなぁ。
力を溜めて解き放つ。殻を脱ぐ。それは今までは必要だったけれどもはや窮屈なものだったから。そんな、増田くんを感じる。
彼はもうまっさらで、自由で、ガードしていた壁はもはや1枚もなく、まるっきりそのまんまの状態でそこにいて、絶対つかまえられない。彼の飛び立った後に残るわずかな抜けた羽毛を手掛かりにしてずっと追っていこう。
わたし、ほんとに自由にしたかったんだ。彼が能力を思う存分発揮できるようにしたかったんだよ。彼を縛るものを取り払いたかった、自由に動けるようにしたかった、彼を制限する外部要因からも彼自身からをも解き放ちたかったんだよ。何度もいってるけどね。
Skye Beautifulという文字の後にスクリーンに表示される画像はこんな感じの、闇に半円で切り取られた夜空だった。枝のようなものが1本ある。この絵はテキトーに作ったのだけど、ほんとはもっと太くて大きい枝のようなものがある。わたしはこの半円を宇宙か星か、だと思っていたんだよ。だからこれが洞窟からみた空だと気がつくのにずいぶん時間がかかった。自分の脳でバイアスかけると気がつくはずのものに気がつけないんだなぁ。
非常に明確なメッセージだった。感じてはいたけど観ていたことを自覚してなかった。動揺しすぎて。
これは彼が自分を表現してる、そういうソロ。
まわりを囲まれて空(希望・目指す場所・自由・解放)しかみえない場所に居たと。でももう、そこから踏み出している、飛べる翼を持っているんだと。
14日のあと、縦穴洞窟の画像を漁った。スワローズの洞窟 The Cave of Swallows の画像にけっこうぴったりくる写真がある。そういう場所にいたというイメージを持っていたのかと思うと胸がつまる。
上からまっすぐ降りる細い光(ライト)。その光の底で歌う彼。
両手を広げ羽ばたく。
踏み出す。
すべて意味がある。これは彼の自分自身の物語。だからこそ、これは一人でやらなければいけない表現だった。
自分の心は、気持ちは、壊れない。そう高らかに歌い、ドーム中に響き渡る声。
UNBREAKABLE
曲の終盤、暗かった空が明るくなるんだなって、そう思ってみていた最後の公演、東京ドーム6月14日のSkye Beautifulだった。