外部記憶装置

増田貴久くんについていろいろ考えたり思ったり忘れたくなかったりすることを書いておくとこです。

「中原中也の手紙」

本を読みましたヨという報告。あ、予備知識ゼロで行きたい方は以下読まないでくださいませ。

 

inbookというところにいくつか文章を抜き出して記録しました。

中原中也の手紙 (講談社文芸文庫)の名言・引用セリフ一覧 - inbook(インブック)

単に書きやすいところを自分がここに書きやすい状況だった時だけ抜いてますのであんまり参考にはならないと思いますが(出先で読んだところは記録できない…)。1つの文章が長めなので記録をあきらめたものが沢山あります。これも自分メモの一種ということで。

 

それからブクログにものすごく簡単な感想を書きました。たいした事書いてないですけど(それはいつもです)。

『中原中也の手紙』のレビュー 安原喜弘 - ブクログ

 

増田くんが安原喜弘を演じるということで手に取った訳ですけども。穏やかで思慮深く余計な事を言わない安原を演じるのって難しくないですかますだくん…。

 

BEST STAGE 2014.10

中原中也からの手紙』という本がベースとなっていて。役柄的には詩人・中原中也の傍にいる人々の中で、僕は実在する中也の親友…を演じます。ワイルドで破天荒な中原中也を支え、中也の傍にいることによって、自分自身も変化していったりしますね。全体的には、中也と彼と共に生きた人々の青春、恋愛を描く青春群像劇になってます。

STAGE SQUARE vol.10

 僕の役は、詩人・中原中也のいちばんの親友で、中也の詩集を出すために奔走する青年。実際にいた人物・安原喜弘さんがモデルです。中也はとても破天荒で、純粋な心を持ちながらも、周りの人々と衝突ばかりしていた人物。そんな中也に寄り添い続けた、とてもいい男なんです。

 (中略)

物語は昭和初期、ふたりの出会いから、中也の死語、そして詩集の出版、終戦あたりまでが描かれています。

 

中原中也の手紙」講談社文芸文庫の巻末の解説(秋山駿)にこういう一文があって

あまりにも大切なものは、そっとして置くのである。中原の言葉の上に、自分の言葉を重ねてはいけない。詩の言葉の上に、説明の言葉を重ねてはいけない。説明は、詩を創る心の奥底、核心には到らぬものだ。それなら、いっそ沈黙の中で、その心の核心を抱いていようーそれが安原氏の心の器量であった。

 「中原中也の手紙」で感じられる安原氏の姿勢はまさにこういった感じでした。ただ、言葉を重ねないことでの内心のすれ違いが実はあった…という最後がいたたまれなかったけれども、人との付き合いではままあることです。

 

 お芝居自体はどのようなものか全くわかりませんが、これをきっかけに、詩を2〜3本読んだ事がある、中也訳のランボー詩集を持っていた、程度の、ほんとに何もしらない私がこの本に出会えたのは嬉しいです。

 読んでから見るか、見てから読むかは判断が別れるところかもしれませんが、私はあまりそういうのは気にしない質ですし、むしろ予備知識なさすぎたので先に読んでよかったなと思いました。