外部記憶装置

増田貴久くんについていろいろ考えたり思ったり忘れたくなかったりすることを書いておくとこです。

Thunder

自分が思ったことの記録。考察じゃありません。

(文中、斜体は歌詞から、灰色背景は過去の発言から。)

去年のソロはカヴァーでした。それは彼から発せられる言葉は1単語も無いということでもあり、彼を直接覗く窓が開かれないんだなぁなんて思ってました。私は彼のソロは彼の内面をテーマにして出しているメッセージだと思ってるんですね。特にRemedy以降。

NEXT STAGEへFAKE smile 脱ぎ捨て」のRemedy。この年発売の雑誌で「俺、ずっと”増田貴久はこうあるべき”っていうイメージを守ろうとしてきたの。でも、去年26才になったのを機に、少しだけそうじゃなくていいのかもって思うようになった。」と言ってる。Remedyの歌詞とかぶります。

その次の年は、Skye Beautiful「美しいものとか、美しいこと、美しくいるために自分が守っているものをテーマにしたい」とオーダーして作ってもらったという曲。美しいものとは「葛藤や殻にこもってるイメージ」「薄暗いところからキレイな空を見上げてる感じ。」‥ライブパフォーマンスはイメージを具現化したものだった。最後にそのきれいな空に大きい翼を広げて飛び立つあのパフォーマンスから受けた衝撃を思い出して今でもグッときます。

その次はLIS'Nで俺の声を聴けと、「1人の俺はこうですっていうテーマ」「俺の声をちょっと聴けみたいな、強気な歌」「ここまで勝負して、これからも勝負していく俺を"聴いて”」と言ってました。 "ここまで勝負して、これからも勝負していく俺"

Remedyの前の、4人になってから最初のソロはPeeKaBoo… いないないばーですね。見え隠れする。色恋の歌詞でタイトル以外には特別なメッセージは感じませんが、この頃はまだ「殻」(私が当時まっすースーツと呼んでいたもの)の中だったのかもしれない。

そして今年。Thunder。 何しろ2年ぶりに彼を覗く窓が開かれてるのでEPCOTIAで最初に再生したのがThunder。衝撃すぎて、すぐさま歌詞を急いで急いで出して見て、吐きそうになった。

"Hurting under smiles and loosing identity?”  <<笑顔の下で傷ついて自己を失う>>

歌詞をiTunesに打ち込みました。打ち込みながら抉られてました。 「あなたのように感じ血を流し笑って泣くんだ」って言ってる。毎回毎回ますだくんソロに打ちのめされてるけど今までのは序の口だったよ。 たった1回聴いただけで戻ってこれないのいつぶりだったろう、増田くんの中が広すぎて深すぎて。纏っていた殻はSkye beautifulあたりでもう無いんだけど、あらためて、「俺は生身なんですよ」って言ってるような歌。

アルバムはアウタースペースがテーマで、増田くんのソロは彼のインナースペースの深淵。「まっすー」がこの言葉たちをあからさまに見せて叫んでパフォーマンスするんだって。それを自分でプロデュースしてるってインパクトがすさまじい。

 

自分のソロについて彼はなんて言ってたっけ?って発言を確認。

「魂の叫びじゃないけど、歌というものに対しての考えがちょっと変わるような1曲になりました。」songs201804

「ソロ曲「Thunder」は、今まで歌ってきたソロ曲の中でも一番激しくて強い、魂のこもった歌で、いろんな気持ちを雷に例えて歌っています。今、僕が一番カッコいいと思うもののアイデアを出して、Ryohei Yamamotoさん、☆Taku Takahashiさんと作らせてもらいました。僕の中に強い歌が歌いたいという気持ちがあったのかも。聴いてくれる人が雷に打たれるような衝撃を感じてくれるといいな。」TV station 201807

「今回もRyoheiさんに楽曲をオファー。所々ラップの歌詞とかにオレが考えたフレーズも入ってるよ。初めてここまでゴリゴリのラップに挑戦したから、みんなには"雷"のような衝撃を感じてもらいたい。」週刊テレビジョン2018no.13 0330号

「ソロ曲ではいつも方向性とかイメージを伝えて作ってもらってるんだけど、今回も、コンサートのステージはこういう照明で、こういう世界観で、こんな風景でやりたいっていうのを伝えて作りました。今、僕がかっこいいって思ってるものを追求してます。」週刊テレビガイド20180330号

「特にお薦め…んー…あれでしょうね。Thunderでしょうね。Thunder。んー。…こちらの…まぁね僕はいつも大体こう同じチームでというかこうね、制作させてもらってる、僕の、こう、今かっこいいと思うものだったり今こうやりたいものみたいなのをこう…けっこう僕は景色とかね…風景、こういう状況でこんなイメージなんですよねーで、こういう風にパフォーマンスしたいと思ってて、こういう風に、ここでこういう、こんな感じでこういう風にパフォーマンスしますって、色はこんな色味で、まぁ服はこんなの着てる、とか楽器こういうのがいいですーみたいな、のをどんどんどんどんこうまぁ、なんていうんですかね、点でいっぱいこう、いろんな点をこう…お渡しして、ま僕はねRyoheiさんと☆Takuさんと今回、やらせてもらってるんですけど、ま、こう…Ryoheiさんに全部まとめてもらってから、でそのあと☆Takuさんがそれをね、こう…曲をつけてくれるっていう形になったんですけど。やー…超かっこいいっすよ。なんか聴いた後ちょっと疲れるというか、こう、なんかボンッてこうね、あっ…てなる感じの、曲ですけどね。やー…Thunder…まRyoheiさんにちょっとこの英語の発音、ちょっと教えてもらいながら、やったりするんですけど。Thunder(θˈʌndɚ)…Thunder……Thunder…はい、いまのですね、Thunder(カタカナ発音で)。やー是非ちょっと聴いてほしいですね。まぁあのーNEWS的にはねこう、ソロの楽曲というのもけっこうこうみんな、力を入れているというか、こう…好きで、なんかこう一人ひとりがこういうの好きで、こういうメンバーなんですよーそれが集まると、こんなアルバムできました、っていうのをね、強く、出せればいいなーというのは思っているので、まぁアルバムきいて、ソロも聴いてもらえたらなと、思っております。」マスターヒッツ20180323

「最近は"MY LIFE IS MY LIFE"っていう言葉が好きで、アルバム「EPCOTIA」のソロ曲の歌詞にも入れてもらったんだ。」MYOJO201805 

 

Thunderの意味もあらためて確認。

Thunder:

http://www.dictionary.com/browse/thunder  3. a threatening or startling utterance, denunciation, or the like. https://www.collinsdictionary.com/dictionary/english/thunder …  3. a threatening, menacing, or extremely vehement utterance

脅す、非難、告発、激しい発話

 

Live in someone's dream pretending to be someone real<<誰かの真実のフリして誰かの夢の中で生きてる>>

吐き出したい言葉 飲み込んで たまには トボけたピエロも演じて

"Hurting under smiles and loosing identity?”

 

吐き出したい言葉 飲み込んで たまには トボけたピエロも演じて

  

…過去の場面が思い浮かぶ。(彼はどうかわからないけれど)私が勝手に憤って悶々としてやさぐれていたことがありました。その場面場面を彷彿とするような歌詞を、彼が歌うのか。

でもさ、ふと思い出した。彼が苦しかった辛かった事を吐露するのはそれが過ぎ去った時だということ。もう過ぎていて、彼の中で消化され肥やしとなり次のターンに入った時に、実はねって教えてくれる彼だということ。そう思えてから少しはThunderを構えず聴けるようになったかな。

これが今の彼が思うかっこよさだってさ。

 前回のソロ(オリジナルの方)は声を「聴け」。今回は「耳を塞ぐな」。 表面をきれいに取り繕った優しさでは伝わらない、嵐のような感情を「雷のような衝撃」を感じろと言っている。

最近のインタビュー記事で饒舌さは気になってたんですよ。ひとつステージが変わったように思えて、それはもう止むに止まれぬ感情からなのかななんて思ったけど。いや、「時は満ちた」のかもしれないなと。攻撃的、挑戦的。傷も爪を隠さず彼の思う場所へと力強く踏み出して。 

 

明日からのツアー、タイトなスケジュールだけど、彼の思い描くように仕上がりますように。楽しみです。雷のような衝撃をうけて果たして立っていられるのかは不安ですが(笑)。…増田くんは、すごいなぁ。

 

※過去発言は以下の記録からコピペってます。

FAKE Smile - 外部記憶装置

Skye Beautiful - 外部記憶装置

Skye Beautiful (MV) - 外部記憶装置

LIS'N - 外部記憶装置